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バラ - 日本の庭を彩る重要な要素 [├ガーデニング・エッセイ]

バラは嫌いだった。ガーデニング雑誌は、なにかというとバラの特集ばかりだし、園芸品種で手間がかかるというイメージにへき易していた。庭を造るときに、バラは使わない、と決めていたほどだ。だけど、今では、ノックアウトとミニバラ4種を育ててきて、この冬にミニバラ2種を追加し、さらにもう少し増やそうかと思っているところだ。

趣旨換えの理由は、イメージだけで毛嫌いしないようにしようと思ったのと、バラのオーガニック栽培などが特集され、品種を選べば特に手間がかからないものだと分かってきたことだろうか。

単に毛嫌いしないようになっただけではなく、もう少し増やそうかと考えているのは、バラという品種の魅力に気がついたからである。これは、単に「花がきれい」ということではない。庭を構成する要素として、匹敵するものが他に見当たらないということにある。特に、秋バラである。


一年を通して日本の庭を見ると、一番華やかな時期は初夏だろうと思う。卯月のころ、今で言う5月中旬から6月中旬。ゴールデンウィークが終わってから梅雨に入るまでである。今回のテーマであるバラもこの時期に開花するわけだが、他にも花菖蒲や芍薬に牡丹、ユリやツツジなど、日本古来の花も豊富である。色、大きさも逸品で、この時期の花は力強さがある。

花といえば春のイメージが強いが、パンジーやチューリップなど、4月に咲き誇る花たちは、きれいではあるが、可憐で、物足りない。春に芽吹いてすぐに咲く花と比較するのは酷だろうか。初夏の花は、成長してから咲くからパワーがあるのだろう。

つづく季節は梅雨である。梅雨が無かったら、日本の風景はどれほど変わっただろう。外来の植物は、たいていこの時期にダメになる。高温多湿の夏を越えられるかどうかが、日本で育てられる植物の条件のひとつだ。この時期でも、アジサイやタチアオイなど、きれいに咲く花はあるが、梅雨の雨と光の弱さに引きずられ、落ち着いた感じになってしまう。

梅雨が明け、真夏。この時期に咲く花は、実はほとんどない。アサガオやヒマワリなどが夏の花のイメージがある。確かに、この時期に花をつけ始めるが、実際に盛りになるのは8月に入ってからだろう。まだ学校は夏休みではあり、残暑も厳しいが、文月となり季節はすでに初秋である。

そして、秋。稲穂、紅葉、果実。日本の秋のイメージは、圧倒的に実りである。花といって思いつくのは、菊かキンモクセイ。花が無いわけではないが、時期もまばらで主役に欠け、春や夏ほどの華麗さはない。


冬へと向かう季節の中で、秋には春や夏のような華麗さは必要ない。従来の日本の季節感では、それでもよかったのかもしれない。

だけど、一年中花でいっぱいにしたい、という人も少なくない現代のガーデナーにとっては、少し物足りない。“いっぱい”とまでいかなくても、冬でも咲いている花があることを思うと、秋にはもう少し華やかさが欲しいような気がする。最後にひと花、というところか。

従来は、そのひと花を、菊が担っていたのだろうと思う。だけど、現代の庭で三本仕立ての菊というのは、いかにも合わない。小菊では主役というには少し貧相だし、大掛かりな仕立ては難しい。まぁ、たんに使い方を知らないだけかもしれないけれど、キクは、バラと似たような意味で、やはり苦手な花なのである。

ほかに何か無いかと思っていると、バラがあった。秋バラである。ガーデナーとして、秋に出かけるならば紅葉、でなければバラ園だろう。バラ園を主催する側からすれば、初夏だけではなく秋にも咲くバラはおいしい。大きく二回も人を呼び込める時期があるのだから。

Wikipediaのバラ項には次のようにある。

日本はバラの自生地として世界的に知られており、品種改良に使用された原種のうち3種類は日本原産である。...<略>...このように日本人にはゆかりのある植物といえる。...<以下略>

もともとなじみがあり、日本では育てやすい花なのだ。バラは、たんにブームというだけではなく、日本の風土に根付いた日本を代表する花なのである。

そんなこんなで、秋の主役にと、わが庭にもバラを取り入れようと考え始めている。手間のかからない丈夫な品種で、秋にきれいなバラがいい。さて、何があるだろうか。その前に、植える場所を考えないといけないか。どこがいいだろうか・・・

悩むのもガーデナーの楽しみの一つである。




タグ:季節
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コメント 3

Ryu

昨年、大阪長居公園のバラ園を見に行きました。私にとってバラは憧れです。仕立て方、品種、色など楽しみ方が沢山有るようですね!バラの有る庭は素的です。良く知りませんがバラはQueen of Flowerですね!秋バラ楽しみにしています。我が家は今年は多品種のコスモスに挑戦の予定です。
by Ryu (2007-04-17 23:06) 

チョコまる

いつのまにかミニバラが増えたんですね。
ミニバラ好きとしては楽しみです。
秋のバラの美しさには格別のものがありますからね。どんなバラがいむらさんのお庭にお目見えするのか楽しみにしています。
by チョコまる (2007-04-19 13:27) 

いむら@fintopo

こんにちは、Ryuさん、チョコまるさん。
「趣味の園芸」の5月号で柳生真吾さんもバラについて似たようなことを書いてますね。何事も食わず嫌いはいけませんね。
効果的につかえるようにがんばってみたいです。
by いむら@fintopo (2007-04-19 20:50) 

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